この記事は2019年3月20日に更新されています。
- 片付けを始めたいけど、どこから手をつければいいかわからない
- 整理整頓したいけど、何から始めたらいいの?
- 片付けに挑戦したけど挫折した。挫折しない片付け方法が知りたい
こんな悩みを抱えていませんか?
「片付けをはじめるとき、何からはじめればよいのか」
「片付けに挫折しない方法」をご紹介していきます。
片付けって何から始めればいい?その答えは…
片付けって何から始めればいいの?
答えはズバリ!「思考の整理」だよ
「思考の整理」って何?どういうこと?
整理収納のはじめの一歩は「思考の整理」。
ざっくり言うと、「自分が大切にしたいモノや、どんな暮らしをしたいかを明確にする」ことなの
片付けをする前に、頭の中を整理するってことかな?
その通り!
頭の中を整理することは、整理収納をはじめる前準備としてすごく重要なんだよ。
部屋の片付けを始める前に、頭の中を片付けるってイメージかぁ。
そう、そう!
じゃあ「思考の整理」について、順を追って説明していくね。
「思考の整理」とは
「思考の整理」とはなにか。
「自分が大切にしたいモノや、どんな暮らしをしたいかを明確にする」ことです。
具体的には、自分が理想とする暮らしはどんなものなのか。
何を大切にして生きていきたいかを考えることです。
理想の暮らし、何を大切に生きたいか。
なるほどねぇ。
でもこうやって改めて考えたことがある人って少ないんじゃないかな。
そうかも知れないね。
だから皆さんが考えやすいように、例として私の理想の暮らし、何を大切に生きていきたいかをお話ししていきますね。
私の理想の暮らし
私の理想の暮らしは、家族それぞれが心地よく暮らせることです。
そのために必要なのは、すっきりした空間、家事が楽で、安全な住まいだと思っています。
私が大切にしたいこと
「家族それぞれが自分のやりたいことに注力できるようになること」その為に心地よく暮らせる家が必要だと考えています。
皆さんはいかがでしょうか。
なぜ「思考の整理」からなのか
なぜ「思考の整理」から始めるのがよいのか。
それは片付けを始めると、慣れていない方は必ず疲弊していき、モチベーションが下がります。
ですが、「思考の整理」をしっかりしておけば、モチベーションが持続できるからです。
また思考の整理をすることで、抱えている問題や悩みも整理することができ、解決につながりやすくなります。
問題があるにも関わらず、見てみないふりをして日々過ごしている人って、意外に多いのではないでしょうか。
問題と向き合わずに過ごしていると、心のどこかで気になり、ストレスがかかります。
思考の整理をすると、表面的なことだけなく、掘り下げて考えなくてはならなくなるので、自然と考える力を身につける訓練になります。
では、具体的にどのように思考の整理をしていくかをお話ししていきますね。
「思考の整理」のやり方
理想の暮らしや、何を大事にしたいか、どうしたいのかを思いつくまま、どんどん書き出します。
頭の中でごちゃごちゃしていることを、全て紙に書き出します。
思考の整理をするのは、自分の中にある問題や悩みを解決するためなので、どんなことでも書き出しましょう。
とにかく書き出して、目に見えるかたち(可視化)にすることが大切です。
解決したいことの先には、必ずあなたが望んでいる理想の暮らしや何を大事にしたいかがあるはずです。
書き出したら、それを具体的に動けるように「目的」「ゴール」「目標」に落とし込みます。
ここで重要なのは、この3つの言葉への理解です。
みなさんは「目的」「ゴール」「目標」の違いはご存知ですか?
それぞれの言葉のもつ意味
成し遂げようと目指す事柄
競技などで、着順の決まる一番最後の地点・決勝点
目的を達成するために設けた目当て
「目的」のために「目標」設定して「ゴール」を目指します。
これだけではわかりにくいと思うので、これを整理収納に当てはめてみますね。
理想の暮らし、生き方
家事が楽な家、すっきりと整った家など
不要なモノをなくし、自分が管理できるモノの量にする。
使いやすい収納を作るなど
内容は人それぞれ異なるでしょうが、おおよそこのような内容になると思います。
なんで「目的」「ゴール」「目標」に落とし込むの?
それは、片付けに疲れてくると「なぜ片付けるのか」その「目的」を忘れてしまい、モチベーションが下がってくるからだよ。
「目的」を忘れちゃうと「目標」だけがひとり歩きするようになっちゃうってことかな。
そうなの。
「目標」に設定する項目は、基本、作業的なものが多いので、「目標」だけがひとり歩きすると、片付けは苦しいものなっちゃうんだよね。
目の前の作業だけをずっとやり続けるのは、つらいもんね。
そうなんだよね
「目標」という作業的なものは、その先にある「ゴール」や「目的」が見えているからこそ頑張れるものだから。
そっか。そもそも片付けの目的ってなにかって話か。
そうなの。
片付けは、理想の暮らしや生き方ができるようになるための手段のひとつでしかないからね。
大胆な言い方をすれば、片付けは目的にならないってこと?
その通り!
片付けは、心地いい暮らしを手に入れ、自分の夢の実現に注力できるようになるためのツールでしかないの。
だから「なぜ片付けるのか」その「目的」を見失わないためにも「思考の整理」が重要なんだよね
ここまでの内容を動画でも紹介しています。
知っておくと安全!ありがちな「3つのまちがい」
思考の整理や、整理収納の正しい順番を知らない方が陥りやすい、ありがちなまちがいというものがあります。
ここでご紹介する間違いは私が経験したまちがいです。
みなさんには私と同じ間違いをして欲しくないので、参考までにお話ししますね。
動画でもお話ししたので、よければこちらもご覧ください。
まちがい1:他人のマネをする
収納に関する本が流行っていたころ、本を読みあさり、その手法を次から次へと真似していました。
突っ張り棒や突っ張り棚とかを酷使して収納場所をつくり、いろんなモノをパズルのように詰め込んでいました。
SNSやブログで、素敵なインテリアや、雑貨が飾ってある部屋に憧れ
「これ素敵!同じものが欲しい」
「これかわいい!どこで売ってるのか調べよう」
「これを飾るために、これも必要だな…」
などと、次から次へと買い漁っていた時期があります。
気付けば、家のなかは雑貨や収納グッズだらけ。
『どうして素敵なグッズを買い揃えたのに、素敵な部屋にならないんだろう』
『私には心地いい空間をつくることなんて、一生できないんじゃないか』
思い悩んでいました。
そして我が家はいつまで経っても、心地いい空間にはなりません。
それもそのはず…
いくら素敵なお宅のマネをしても、自分の家は心地いい空間にはならないのです。
なぜなら…
その素敵なお宅と自分の家の作りは違います。
そこに住んでいる人と、自分のライフスタイルも違います。
参考にはなるけど、自分の家の正解ではなかったのです。
まちがい2:思考がブレブレ
理想の暮らしのイメージはなんとなく。
だから方向性はブレブレでした。
いろいろなインテリアに憧れていたので、「これもいいな」「あれもいいな」とその場の思いつきで、いろんなインテリアに手を出しました。
インテリアのテイストに統一感はありません。
手に入れたひとつひとつのモノは素敵だったかも知れません。
でもテイストの違うモノを飾っても統一感がないので、まったく素敵にみえませんでした。
結果、モノが増え、増えた分だけごちゃつき、それを生かすスペースもどんどんなくなっていきました。
そもそもインテリアに凝る前にやらなければならないことがあったのです。
それが「思考の整理」です。
まちがい3:衝動的な片付け
散らかった部屋をみると衝動的に「片付けなくては」と、なんとなく片付けてました。
ゴミを捨てたり、出しっぱなしのモノをひとまず収納してみたり。
正しい片付けの順番を知らなかった当時の私は、各ステップを混合して行っていたので、何もかも中途半端でした。
なんとなく片付けした結果、待っていたのはリバウンド。
あっという間に、もとの汚部屋に戻ります。
片付けの正しい順番を理解し、行動することが必要でした。
まとめ
片付けをはじめる前にすべきこと
それは「思考の整理」です。
「自分が大切にしたいモノや、どんな暮らしをしたいか知ること」
自分が理想とする暮らしはどんなものなのか。
何を大切に生活していきたいかを考えること。
「家が片付きキレイになれば、理想の暮らしができる」ではなく
「理想の暮らしがあるから、家がきれいになる」のです。
理想の暮らし(目的)を明確にすることが、挫折しない片付けの始まりです。
部屋の状態は頭の中と連動します。
いまの部屋の状態は、あなたの頭の中の表れ。
部屋がごちゃごちゃの人は、頭の中もごちゃごちゃです。
部屋がごちゃごちゃで、片付けられない方は、ぜひまずは、はじめの一歩「思考の整理」から踏み出してみませんか。